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3自然療法的視点で考える原因

桜門治療院の考える腰痛の原因


腰痛の原因は中医学の理論から見ると、腰痛は体質や生活習慣により発生することになります。
中医学ではお血や冷え、と腎虚つまり老化症候群示しますし、
経絡治療からは、膀胱経・肝経・腎経の病証が主に現れます。

腰は腎の府と言われる重要な場所です。体質や生活環境によって変わってきます。
腎は水分代謝も行いますから、西洋医学的な膀胱障害にも繋がります。


●中医から見た腰痛の原因

1、肝気鬱結の腰痛
ストレスや生理周期により悪化する腰痛です。ストレスは東洋医学でいう肝、つまり血を司ることであり、肝は感情で言えば怒りに関係します。

特徴⇒リラックスしている環境下では痛みは軽減します。また、生理周期で言えば、生理が近づく時期に痛みは増悪します。

2、寒湿による腰痛
冷えた住居環境や、沼地の近くの湿気の多い環境、水分の多い冷たいものの飲食、梅雨の湿気の多い季節、雨の前の低気圧など、身体には湿という状況が起こりやすい状況にあります。その湿が身体に悪影響を及ぼし、腰痛を起こしやすくなります。

特徴⇒温めると腰の痛みは軽減することが特徴です。

3、お血の腰痛
腰の血液の滞り、もともとの体質や生理周期により悪化します。
血行障害により痛みが生じると考えられます。固定性の痛みがあり、いつも痛い場所は決まっています。

特徴⇒血流の悪さが原因なので、夜寝ている時に痛みが増悪しやすく、軽い運動を行うこと、で楽になります。


4、陽虚の腰痛(冷えると悪化する腰痛です。)
冷えることにより、陽気が筋肉に行かないので、血の滞りが悪くなる状態です。

特徴⇒冷えると悪化する傾向と、東洋医学の特徴として血虚つまり、血の老化や貧血などを兼ねていることが多いので、血を補う食事をとる例えば、棗、ほうれん草、プルーン、動物の肝など

5、腎虚
加齢とともに腎は衰えていくものです。若くても働き過ぎの方は衰えます。慢性の腰痛は中医学では老化の一つと考えます。骨も東洋医学では腎が司っております。

特徴⇒腰は冷える場合が多いので、腹巻などをする。骨を補う食事、煮干しや牛乳やその他のカルシウムや腎を補うとされるクルミなどを食事に取り入れる。


●経絡(東洋医学)から見た腰痛の原因


東洋医学で考える痛みの基本原則は不通即痛です。これは流れていなければ即ち痛む。ということなのですが、この流れは気の流れのことです。この流れる道を経絡と考えているわけです。この経絡の中でも特に腰痛と関係が深いのは膀胱経、腎経です。この経絡の気の流れが悪くなると腰痛を生じさせやすいのです。




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