3、肩こりの鍼灸中医学分類
肝気鬱結
ストレスや精神的要因で、肝気の流れを障害すると、肝の司る筋肉の動きに障害がでます。
また、肝の異常から、脇腹の痛みにも繋がります。
⇒気の鬱滞した症状を取り除く、鍼を中心とした治療を行います。
寒邪の侵襲
寒い冬や乾燥した春など、インフルエンザウイルスや風邪が流行します。
それら、特に体に寒気を起こすようなものが寒邪です。
それら、寒邪で一部のものは寒気により肩を犯すため、寒気と同時に肩凝りを起こさせます。
⇒寒邪を追い出すために、お灸や温める治療を中心に行います。
お血
もともとの体質や打撲・捻挫など、血の流れが障害されると、血を司る筋肉に影響して、肩こりが発生します。
⇒血の鬱滞が原因なので、お灸で温めることに加えて吸玉を中心とした治療を行います。
肝血虚
血が慢性病や出血で消耗されると、肝の司る筋肉に影響して肩こりが発生します。
⇒血を補うことが中心であるので、太衝穴や三陰交、陰谷、曲泉などのツボを中心にお灸や鍼を行います。